
やまとです。今日は、中古住宅の購入を考えている方へ、購入前に確認しておいて欲しいところをお伝えしますね。
リフォーム済みなのに・・・
中古住宅を購入した知人から「中古住宅を買ったんだけど、お風呂だけリフォームしたいから見に来て欲しいんだけど。」という連絡があったので見に行って来ました。
で、実際に知人の家について中に入ってみると、確かにリフォーム済みだけあってお風呂以外は綺麗でした。お風呂はユニットバスではない昔ながらのボイラー焚きのお風呂でして、予算の都合でそのままだったのかなーと思いました。
ただ、僕が気になったのはお風呂ではなく、家に入った時からずっと寒いなーと感じていて、まあ昔の家だから寒いのは仕方がないのかなとは思っていたのですが、床下に潜ってみると断熱材が全く入っていなかったんです!
普通、断熱材は、床下・壁・天井裏に入れないといけないのですが、床下には入っていませんでした。もちろん床下に断熱材が不要の基礎断熱工法とかその他の工法ではないですよ。
断熱できていないのでフローリングがめちゃくちゃ冷たくて靴下履いてても指先が痛くなるぐらいのレベルです。
僕はただ、土台とか木材が腐ったりしていないか確認したかっただけなのですが、まさか断熱材が入っていないとは夢にも思わなかったです。しかもリフォームしてるのに・・・。
もっとヤバイ・・・
床下の断熱材が入っていなかったことで、結構な衝撃だったのですが、まさかのまさか。
天井裏にも断熱材が入っていなかったのです。。。(汗
天井裏に全く断熱材がないということは、夏の日射をモロに受けるのでサウナ状態になるくらい室温が上がると思います。
どこの断熱も重要なのですが、特に天井裏の断熱は重要なのでそこに全く入っていないということは、住むのが難しいというよりも住んだら命の危険さえ出てくるような問題です。(知人にはまだ1歳にもなっていない子供がいます。)
リフォーム済みと言っても、壁紙や畳を張り替えただけで、見えないところは何もしていないのではないかと思います。
流石に壁の断熱材は入っていたのでまだよかったのですが、知人はかなりショックを受けてましたね。せめて購入前に相談してくれてたらなーとは思ったのですが、もうローンも組んでるし、購入しちゃってるから追加の工事は自分たちでするしかありません。
表面だけみて「素敵」は危険!
中古住宅でリフォーム済みというのは魅力的だとは思いますが、表面だけ見て判断するのは危険だと思います。大手のリフォーム会社や地元でも信頼できるようなところだったら大丈夫だと思いますが、よくわからん不動産屋から購入する場合は特に気をつけましょう。
はっきり言って、不動産屋は建築のプロではありません。売ることしか考えていないのでいいものかどうかは二の次です。どんなリフォームをしたのかは確認するようにしてください。