
引用:http://rentai21.com/?p=3283
やまとです。
戸建て住宅に住んでいて地震が起こった場合、
1階と2階のどちらに逃げればよいのか。
熊本地震で見受けられたのは、
古い日本家屋の倒壊(全壊)だけでなく、
比較的新しい住宅でも1階部分が崩れています。
住宅の耐震性能は?
これから新築したり耐震改修するなどして、
耐震性能を向上させる場合なら
1度の地震で倒壊することはまず無いと思います。
なので、余震を感じたときは1階に避難して
すぐに外に逃げれるようにしましょう。
逆に、築20年以上経っていて、耐震性に
不安のある住宅に住んでいる場合は、
2階にいるほうが安全な場合が多いです。
1階だけがグシャッと崩れている住宅が
多いですからね。
ただ、昭和56年以前に建てられた住宅
(築35年以上前)の場合は、
大きな地震に対して全く対策が施されていないので
1階でも2階でも関係なく全壊する恐れがあります。
これから新築を建てるなら?
生活面のことを考えるとデメリットがありますが
耐震性でいうと2階リビングのほうが安心です。
理由は、
2階にリビングを配置するということは
1階が寝室などの個室になると思います。
1階が個室ということは、リビングと違って
壁で仕切るので柱が増えることになります。
1階に柱や壁が多くなるということは
1階が崩れにくい構造になるということです。
一番危ない構造としては、
・ 1階に広いリビング
・ 南側に大きな開口
・ リビングの上が大きな吹抜け
このような間取りの場合はきちんと
構造について検討しておかないと
新築だろうと危険な住宅になってしまいます。
なので、地震だけのことでいえば
2階リビングがおすすめです。
隣に古い住宅があったら?
仮に自分の家は耐震にこだわっていても
隣に古い日本家屋が建っていたら
崩れてくる可能性があります。
そんなときは、とりあえず1階に避難して
落ち着いたら外に逃げましょう。
最近は特に耐震性にこだわって建てられる
お施主さんが増えていますが、
近隣の住宅情報も把握しておかないと
共倒れしてしまっては意味ないですからね。
この場合でも相手に賠償責任はないので
改修費用の負担も自分になります。
まとめ
1階に避難したほうがいい場合
耐震性に配慮されている最近の住宅
耐震改修をした住宅
隣の家が古い住宅の場合
2階に避難したほうがいい場合
築20年程度で耐震性が不安な住宅
津波の場合はどちらに避難していても
危険なので、日ごろから避難経路と
避難場所は確認しておきましょう。