
やまとです。
最近、立て続けに同じような質問を頂いたのですが、
・雨の日に上棟しても大丈夫なんですか?
・木材や合板って濡れても大丈夫なんですか?
・今でも工事中にタバコを吸っている大工さんっていますか?
簡単にまとめてますが、このような内容です。
実際にこの方たちは、上棟後に大工さんに
差し入れを持って行ったときに、
くわえタバコで作業していたそうです。
しかもよく見ると合板は濡れているし
養生はされていないんだと。
正直僕は、ありえんわwwって思いましたね。
今どきくわえタバコの大工さんがいるわけ?
いまだに喫煙している大工さんは多いですが、
最近はくわえタバコで作業している大工さんは
見かけなくなりました。
家の外(建物からちょっと離れたところ)で
灰皿を用意して吸っている現場はありますが、
それすらもNGで自分の車の中で吸っている
大工さんがいるくらい徹底されています。
なので「家の中」はありえないですね。
今は飲食店でも駅でもどこでも
喫煙者の肩身は狭くなってきているぐらい
禁煙の場所が増えています。
ましてや人様の新築現場、しかも家の中で
タバコを吸うなんてもってのほかですよね。
マジで、住宅会社に連絡して
大工さんを出入り禁止にしてもいいレベルです。
自分が喫煙者じゃないなら尚更です。
はあ?合板が濡れている?
合板が濡れているのもアウトです。
柱や梁などの構造部材でも最近では
濡らさないように配慮されていますが、
濡れるなら構造部材のほうがまだマシです。
元々、構造部材の場合は含水率といって
木材に水分が20%程度は含まれていますが、
合板の場合は14%以下が基準です。
ゼロというのはありえないので、
木材にも水分は含まれていますが、
合板の場合は構造部材より乾いていないと
カビや腐りが生じやすくなります。
ちなみに強度的にも乾いている方が強いです。
合板は濡れると膨れやすいですし、
フローリングを直接張る場合が多いので、
床鳴りの原因にもなってしまいます。
もし仮に、現場に行って合板が濡れていたら、
遠慮せずに張り替えてもらいましょう。
高いお金を払って建てる、
一生に一度の大切なお家です。
工事が進んでしまう前に早めに申し出てくださいね。
雨の日の上棟は?
雨の日に上棟する現場は今でもありますね。
ただ、土砂降りの場合は中止にしていますが、
小降りの場合はやっているところが多いです。
今では1日で屋根まで組み上がってしまうので
めちゃくちゃ濡れてしまうわけではないですが
合板を敷いた後はすぐに養生シートを敷いている
現場が多いです。
雨が降っても極力濡れない配慮はされていますが、
質問者さんのように、上棟後に行っても
まだ合板が濡れているのはダメでしょう。