
やまとです。
住めば住むほど物が増えてくるので
収納は多いに越したことはないですが、
リビングなどの居住空間が狭くなるのは嫌ですよね。
戸建て住宅の場合はの全間取りに対する
収納の割合は10%~13%程度が理想
だと言われているのですが、
僕は、ただやみくもに10%確保すれば
良い問題ではないと思っています。
では、どのように収納を作ればいいのか、
失敗しないコツを紹介します。
用途に応じた奥行を!
引用:http://www.sumai-fun.com/madorishyu/
基本的に戸建て住宅の場合は、
グリッドプランと言って1マスを
910㎜や1000㎜で計画します。
なので、収納を考える場合にも、
910㎜×1820㎜程度(1畳)の広さにしたり、
納戸やウォークインクローゼットだと
1820㎜×2730㎜(3畳)程度の広さにします。
ただ、ここで問題なのが”奥行”です。
布団をしまっておくような押入れや、
服をしまうための3段ボックスなどを
収納に使う場合には、910㎜や1000㎜
程度の奥行があればちょうどいいですが、
食品庫(食品のストック)や生活用品を
ストックしておく収納などは、
奥行がありすぎるとかえって使いにくいです。
なので、半分の455㎜の奥行にして
両側から使えるようにしたり、
横幅を広くするなどの工夫が必要です。
ちなみにハンガーに掛けておくタイプの
クローゼットの場合は、700㎜程度あれば
収納できます。
実際に生活していると、大きな荷物より
意外と細々した物が増えたりするんですよね。
実際に住んでみないと何をしまうかなんて
わからないとは思いますが、
ある程度想定しておいたほうがいいでしょう。
こんな偉そうなことを言っても実は我が家の
食品庫も幅910㎜×奥行910㎜なのですが、
妻いわく、
「奥行は今の半分でいいから幅が2倍欲しかったね。」
と言っています。
僕の妻の発言からもわかるように、
”収納は面積の割合が全てではない”
ということです。
[sc name="リンクユニット" ]納戸ならOK?ウォークインクローゼットはダメ?
納戸と言えば、普段使わないような
ちょっと大きな荷物をしまっておいたり
衣替えした服などもしまっておける
万能な収納のことですね。
あえて棚や洋服を掛けるハンガーパイプを
設けていないので、住み始めてから
自分でカスタマイズして収納することができます。
逆に、ウォークインクローゼットは
主に洋服をしまうことが目的なので、
初めからハンガーパイプなどが設置されています。
で、僕はウォークインクローゼットは
反対派なのですが、ウォークインの場合は
人が入って通れるスペースが必要なので
収納量は面積ほど多くありません。
先ほど僕は、ハンガーを掛ける場合の
収納の奥行は700㎜程度あれば良いと
言いましたよね。
だったら、
2m×3m=6㎡のウォークインより、
幅6m×奥行1m=6㎡のクローゼット
のほうがたくさん収納できます。
もちろん間取りの形状にもよるので
6m幅の収納を確保するのは難しい
かもしれませんが・・・。
なので、自分なりにカスタマイズして
なんでも収納できる用途にしておく
”納戸”であれば利便性は高いと思います。
まとめ
まとめると、ポイントは
[ip5_coloredbox color="colored-box--red" width=""]全間取りに対する収納面積は10%~13%程度
面積よりも幅と奥行きを意識する
布団や3段ボックスの収納の奥行は1m程度
食品庫や生活用品の収納の奥行は500㎜程度
洋服の奥行は700㎜程度で収納可能
自分でカスタマイズできる納戸はOK
ウォークインクローゼットは面積的にNG
以上7つのポイントを意識して計画してみてください。