
どうも、冬も夏も苦手なやまとです^^
寒いとどうしてもガンガンに暖房してしまいますが、乾燥するのでちゃんと加湿しないといけませんね。特に小さいお子さんがいるとすぐに風邪をひくので温度と湿度の管理ってかなり大変なはずです。できることなら冬の暖房は最小限に抑えて快適な生活を送りたいですよね。
そこで、新築計画で大事になってくるのが”断熱”です。
断熱がしっかりできていれば無駄な暖房をつける必要はありませんが、思っている以上に最近の新築でも寒い。特に西日本は東日本に比べて暖かいので断熱に対しての意識が低いというか性能の低い住宅が多いのも事実です。
”断熱にこだわるなら良い断熱材を使えばいい”
みたいに思っている人も多いですが、実際にはもっとこだわらないといけないことがあるんです。
住宅会社も案外知らない?
断熱性能に鈍感な住宅会社って案外多いですよ。
柱と柱の間に断熱材を入れていくのが普通ですが、その断熱材と柱の間に隙間ができていることがあります。
引用:http://www.ie-kensa.com/blog/4418
写真の赤で囲ったところのように、断熱材の間に隙間があると断熱の効果が発揮されません。せっかく良い断熱材を使ったとしても、このように施工が雑だと費用だけがかかって性能の低い住宅になってしまいます。
めちゃめちゃ高そうなコートを着て暖かそうなのに、下はミニスカートを履いて脚が丸出し。みたいな。(笑)
いや、絶対寒いでしょ!と男の僕なら思うわけですよ^_^;
すみません、話が反れましたが、断熱材を正しい方法で施工しないと意味がないということです。なので、あなたが建築中の現場に見学に行くときは断熱材の施工内容も確認してみてくださいね。
窓と断熱性の関係とは?
先ほど紹介した事例は、”当たり前”にできていないといけないことなのですが、それができていないのは残念なことですね。せっかく高いお金を払って建てるのに、あんな適当な仕事をされないように現場で指摘してあげてください。
ただ、施工がきちんとできていたとしても、もうひとつ寒くなってしまう条件として、”窓の性能”が挙げられます。
どういうことかというと、窓にも種類があって、
ガラスが1枚の単層ガラス
2枚のペアガラス
3枚のトリプルガラス
があります。
もちろん、1枚よりは3枚のほうが断熱性能が高くなりますが、ガラスの周りの枠にも種類があります。
アルミサッシ
樹脂サッシ
木製サッシ
アルミサッシが一番熱を通しやすいので断熱性能が悪く、木製が一番良いです。
どれぐらいかというと、木製はアルミの2倍以上の断熱性能ですね。
組み合わせると、木製のトリプルガラスが一番性能が良く、アルミの単層ガラスが一番悪いということです。
まぁ、最近の新築住宅でアルミの単層ガラスは見られなくなりましたが、アルミのペアガラスはまだまだあります。もちろん、価格もアルミと木製で倍以上違うので予算との兼ね合いもありますが、最低限、樹脂サッシの複層ガラス程度の断熱性能にしておいたほうがいいでしょう。
特に、壁の断熱材にこだわって性能が上がれば、熱の逃げ場がないのでサッシの周りに集中します。そこで、アルミサッシのように熱を通しやすい素材だと、隙間風が吹いているんじゃないかと勘違いしてしまうぐらい窓のまわりがひんやりします。
断熱性能の高い暖かい住宅を建てるなら、断熱材と窓の性能、施工内容に注意しましょう。
これから計画するときの参考にしてみてください。